ベテランの施工管理者と仕事を始めたばかりの新人施工管理者では行う仕事内容は違ってきます。
ここでは僕が経験した新人としての施工管理の大まかな一日の仕事内容を紹介したいと思います。
施工管理と書いてありますが実際は雑工のような仕事が多かったです。
恐らくですが僕が経験した現場は一般的な現場とは違う可能性がありますし、建築と土木で内容が変わる可能性があるので僕が書いたことが全てではないので注意してください。
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朝:現場の作業前
朝は現場での作業が始まる前は主に書類に関する仕事が多かったです。
初めて来る職人さんが事務所に来たら新規入場者個人票を書いてもらいます。
書類の内容はうろ覚えですが
- 名前
- 住所
- 年齢
- 所属の会社(派遣先)
- 健康に関するアンケート
などの項目がある書類を書いてもらいます。
その後に初めて来た職人さんには現場での禁止事項やどこに何があるかの説明をする新規入場者に対する説明をしていました。
それとは別にその日来ている会社の職人さんの代表の人に
- その日の作業内容
- 作業人数とその人の名前
- 作業において気をつけること
を書いてもらいます。
大体一日に4~5社の会社から職人さんが複数来ていたので4,5枚くらいですね。
全部書き終えたらそれぞれの書類をファイリングをしてその後はその日の日報を書きます。
書く内容は
- その日に職人さんが行う作業内容
- 会社別の職人さんの数
- 職人さんの職種
- 全体の人数(施工管理者を含める)
- その日起こったトラブル
などを書いていました。
まぁ特に難しい作業じゃないです。
その日起こったトラブルは帰る直前に書きます。
現場の作業開始
作業ができる時間になると僕が一番最初に現場に行って職人さんが現場に入れるように鍵を開けていました。
その後は現場で職人さんが作業をしている所を写真に撮ったり、工事をする前、している途中、完成後の部分の写真を撮ります。
当然一日単位ではなく数ヶ月単位なので写真の量は膨大になります。
業者が持ってくる工事に使う資材の搬入に立ち会って数が間違っていないか確認をしたり、その日にどんな資材がどれだけ入ってきたのかを写真に撮っておきます。
こういう写真は国に提出するのに必要になってくるので大事な作業です。
後は職人さんが工事をしている最中の現場を見て何か問題が起きていないか確認をします。
もし何か起こった場合は所長に確認して指示を仰いでいました。
結構な頻度で現場と事務所を行き来するので結構疲れます。
さらには雑工の作業員と一緒に資材の運搬やベランダの養生をしていたりしました。
休憩
休憩の時間は多少変わりますが1時間はきちんともらえて外で昼食をとったり、事務所で食べたりしていました。
ただ事務所が狭くて職人さんもたくさんいたり、タバコの煙が充満していたのでほとんど外で食べていました。
時間が余ったら毎日マンションの各部屋に配る資料作りの作成をしたり、写真の整理をしたり、職人さんと会話をしていたりしました。
午後の作業
午前と似たような仕事の内容をこなしつつ、いつもの日課であるマンションの住民のポストに入れる資料を印刷しつつポストに入れに行きます。
たまに所長がCADの作成に必要になる部屋の長さを測って記録をするという作業も行っていました。
事務所に戻った後にその日撮った写真をパソコンを使って整理して翌日に仕事を持ち越さないようにします。
この写真整理は適当にやっていると後々痛い目を見ます。
そうこうしている内に職人さんが作業を終えます。
後は作業後の現場を見回りして
- 作業で使った道具が置きっぱなしになっていないか
- 汚れやごみなどがあるかどうか
をチェックします。
これが終わると残っている作業を終えて、日報でその日起こった問題やトラブルを書いて終わりになります。
後は帰り支度を整えて帰宅です。
その他の仕事
毎日ではなかったですが時々やっていた仕事です。
ここら辺は建築と土木でも異なるかもしれません。(僕は建築しか経験していませんので)
道路の占有許可書を発行
作業のために現場の近くにクレーンや職人さんの車を停める時、道路の占有許可書が必要になってきます。
なので数週間に1回警察署に行って占有許可書を発行してもらい、それを現場に持ち帰るという仕事もしていました。
これは超楽で仕事時間内に行くので毎回警察署に行くのが楽しみでした(笑)
施主への作業経過報告の資料作り
「この場所は工事前はこういう状態で、今この場所は職人さんがこういう作業をしていますよ」というのを写真を用いてわかりやすく説明する資料です。
何ヶ月かに1回作成しなければならず、僕が作った資料を元に所長が施主の前で説明するため少しプレッシャーでした。
この時に今まで撮ってきた現場の写真の一部を使うのですが、現場の階数や場所をカテゴリー分けしていなかった場合、恐ろしいことになります。
最後に
新人は難しいことは任されないけどやることはたくさんあります。
最初はテンパリますが、慣れると以外となんとかなるもので工事の後半は結構楽に感じました。
一番プレッシャーになったのは写真の撮影でした。
撮る場所を間違えると工程的に戻れない場合もあるのでいつも多めに撮っていました。
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