ネットで「施工管理」と検索すると残業が毎月3桁あるとか、休みが全然ないとかまぁマイナスな事が書かれてる訳ですが何も全ての現場がブラックな訳じゃありません。
僕が行った現場はネットで書かれているようなブラックな現場ではありませんでした。
その一部を紹介したいと思います。
あまり詳しく書くとばれてしまう可能性があるのでふんわり書きます。
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目次
仕事や残業、休みに関して
土日は基本的に休み。(実際に休日出勤したのは1年の中で2回だけ)
残業は基本的にはほぼなし、あっても月に二桁は絶対になかったです。
職人さんの仕事が終わった後に現場を見回りして何もない事を確認すると事務所に戻って帰り支度をしてそのまま帰るという感じでした。
僕が行っていた現場の所長さんは本当に優秀な人でいわゆる
- 工程管理
- 原価管理
- 品質管理
- 安全管理
など施工管理のほとんどの仕事を所長一人でこなしていていました。
はっきり言って僕なんかいてもいなくてもいいような存在でしたが、仕事としては雑務や住民の人の対応など専門的ではない部分が多かったです。
専門的な仕事は現場の写真を撮ったり、見回ったり、建物の寸法を測ったりした位でした。
慣れるとルーティン化していたので難しいことはほとんどありませんでした。
工事の前半は結構忙しくて(それでも残業は少ない)、体力的にしんどい部分もありましたが、終わりに近づくと逆に暇すぎて事務所で所長と話していることが多かったです。
しんどいと書きましたがネットで書かれている事に比べたらはるかに楽でした。
もう少し詳しく知りたい人は僕が経験した仕事内容を全て書きましたので参考にしてみてください。
現場での人間関係
僕がイメージしていた職人さんは無愛想ですぐ怒鳴ったり、殴ったりするような人だと思っていました(偏見)
ですが実際は現場の所長さんと職人さんが別の現場でも何回か一緒に仕事をしている関係だったので現場の雰囲気は良かったです。
職人さん同士も喧嘩をするわけではなく事務所で楽しく会話をしていたのでぴりぴりすることはほぼなかったです。
僕自身も作業の事で怒られることはあっても理不尽な事はほぼなく自分が想像していたよりかなりいい環境でした。
まぁ下ネタが多かったのがちょっと苦手でしたが…
給料に関して
残業自体が少なかったのですが手取りだと約20万円位と結構もらっていました。
施工管理の仕事は残業代で稼ぐ部分が大きいので同じ会社の一部の先輩方は夜勤+残業でかなり稼いでいました。
ただブラックな会社だと残業代もなしだったり、削られたりするという話を聞くので結局は会社次第というところですかね。
僕が思うホワイトな現場
ここでは僕が思う「こういう現場だったら比較的ホワイトだろうな」と思う現場の条件を考えてみました。
あくまでも僕の経験の範囲の話なのであまり参考にしすぎないでください。
またこういう現場にしてくださいと自分から頼めるわけじゃないのでどんな現場に行くかははっきり言って運なので「ホワイトな現場に行きたい」と言ってもこればっかりはどうしようもないです。
工事の規模が小さめの現場
新国立競技場の建設で施工管理をしていた人が自殺をしたニュースがありましたよね。
⇒新国立建設、国・JSCと大成建設のせいで過労死の23歳現場監督…無理な工期強要の疑い | ビジネスジャーナル
規模が大きい工事の場合はそれだけ管理が難しくなったり予想外の事がどんどん出てきてしわ寄せが施工管理者に来るわけです。
しかも23歳なんでおそらく新卒に近いくらいの経験しかないときたら、そりゃ長時間労働になるに決まってるって話ですよ。
建築業界の大手は規模の大きい仕事が多いと思うので大変だと思います。(給料はいいですが)
工事の規模が小さければ確保する職人さんの数や工程なんかも管理しやすいのでまだホワイトな方じゃないかと思います。
会社の研修で実際に施工管理の現場を見学する機会があり、家1件くらいの大きさの建物を建築中で60代くらいの施工管理者と数人の職人さんが現場にいましたが、ぎすぎすしている感じじゃなかったですしすごい忙しそうな感じでもなかったです。
ただ規模が小さくても工期がきつきつな現場は大変だと思います。
工期に余裕がある
工期がぎちぎちになると作業工程でのミスが許されないため現場はぴりぴりしますし、施工管理者も1日に働く時間も多くなってしまいます。
工期が緩いと多少のミスをしても修正ができるので余裕が生まれるわけです。
商業施設の建設などやオープンが遅れるとそれだけ損害がでるので遅れるわけにはいきません。
僕が行っていた現場の分野は特殊だったので工期を延長しても大丈夫だったので殺伐とはしていませんでした。
施工管理者である所長が優秀(一番重要かも)
建築業界は他の業界に比べて労働者の平均年齢がかなり高いです。
だから現場を管理する能力が高くてもパソコンにおいてexcelやブラインドタッチができないようなアナログな所長さんが多いわけです。
実際に会社の研修でも現場にいる所長はパソコンが使える人が少ないと言われていました。
が、自分が行っていた現場の所長さんがまぁ優秀な事。
現場を知らない僕でも「あぁこれができる人間なんだな」と理解できるくらい優秀な人でした。
間違いなく大手に転職も余裕でできる位です(本人にその気がなかったようですが)
現場の知識はもちろん、CAD施工図の作成も速かったですし、資料作りもexcelでマクロを組んでましたし、ブラインドタッチも超速かったです。
現場に関する知識(現場を管理する力)+パソコンに関する知識(CADや資料作り)
これを1人でできるようになれば早く帰ることも可能になります。(そこまでになるのが大変ですが)
ただ仕事時間の短縮はできても休みの日が増えるわけではないので注意してください。
最後に
今回紹介した僕の例はあくまで責任者としての立場じゃなかったのでホワイトな労働条件で働くことができたわけですが、実際に現場を任される立場になったら話は変わってくるので注意してください。
全ての現場がブラックとは働き方もあるしそういう現場もあるよという一つの例を見せたかったからです。
とはいえ建設業界全体がブラックなのは事実なので転職や就職で施工管理を選ぼうとする人は十分に注意したほうがいいと思いますよ。
自分に合った仕事がわからない人、でも正社員として働きたい人へ
「自分が何の仕事をしたいのかわからない。」
「自分はどんな仕事に向いてるんだろう。」
こんな事を一人で就活をしていたら絶対に考えるんじゃないでしょうか。
でも面接や求人票だけを見ても実際の仕事の内容や会社の雰囲気ってわかんないですし、特に未経験の仕事ならなおさらですよね。
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それが東京しごとセンター正社員就職応援プロジェクトです。
上の理想の通り企業の研修生として約1ヶ月働いて、もし合わないと感じたら面接を辞退することができます。
もちろん研修として働いている間もお金をもらえるので今バイトしないと生活ができないという人でも応募しやすくなってます。
面接や求人票だけじゃわからない現場の雰囲気を知ることができてさらに会社にも自分をアピールすることができるので面接が苦手な人でも採用されやすいわけです。
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若者正社員チャレンジ事業を利用した感想 使わないのはもったいない
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