サイレントヒルシリーズは全部で9作品あります。
各シリーズの個人的なおすすめポイントと評価を挙げながら紹介したいと思います。
できるだけネタバレはしないように書かせていただきます。
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目次
サイレントヒル
ハリー・メイソンは休暇で娘のシェリルと共にさびれた田舎の観光地・サイレントヒルに向かって車を走らせていた。
しかし真夜中の山道で自車の前を横切る少女に驚き運転を誤って、車ごと崖下に転落してしまう。
気がつくと助手席に乗っていたはずのシェリルは行方不明になっていた。
ハリーはシェリルを見つけるため、濃い霧に包まれ、異形の怪物が徘徊するサイレントヒルの街を捜索する。
悪夢のような異世界と化した街をさまよううちに、土着の宗教による儀式が街の変貌やシェリルの失踪に関わっている事を知る。
プレイステーションから発売されたアドベンチャーホラー。
信仰、オカルトなどが飛び交う不気味な雰囲気が特徴で直接的な怖さよりも何が来るか、何が起こるかわからない恐怖をプレイしていて感じることができます。
具体的には
- 具体的には外では雪と霧で先が見えにくくなってて、建物の中は暗い中でライトを頼りに進むのでどんな敵が来るかわからない恐怖。
- 視点が突如ナナメになる次第に現実と別の世界の境目がわからなくなっていく演出など不気味な雰囲気作り。
などで常に緊張を強いられることになります。
アクションに関してはサイレントヒルシリーズの中でも難しめだと個人的には思っています。
- 全体的に動きが速いクリーチャーが多く、陸と空から同時にクリーチャーが襲ってくる場面もあるため攻撃を避けにくい。
- そして暗い中を進んでいくため視界が限られる、その中で思っても見ない場所から敵が現れるので突然対処しなければならない。
- 狭い通路に敵がいるので避けながら進むのが大変。
などが該当します。
ストーリー自体はシリアスで物悲しい雰囲気ですが一部エンディングではコミカルな内容がありますが条件を満たさないと見れないため、途中で世界観が壊されることはないです。
探索に関してもマップが広いのに見えにくいんで自分がどこにいるのかわからなくなるんでかなり大変です。
キャラクターのグラフィックはps1なんで怖さや気持ち悪さは今だとあまり感じませんが作品の雰囲気を考えると充分怖いですね。
個人的にサイレントヒルシリーズではトップレベルで難しいと思います。
ゲームとしてやりごたえがあるのは間違いなくこの作品です。
サイレントヒル2
3年前に死んだはずの妻メアリーから「思い出のあの場所であなたを待っている……」という内容の手紙を受け取ったジェイムス・サンダーランドは、半信半疑ながら彼女と再会しようと、かつて新婚旅行に訪れた観光地サイレントヒルを訪れた。
しかし町は深い霧に包まれ、おぞましいクリーチャーが徘徊するゴーストタウンと化していた。
虚ろな雰囲気の女性アンジェラ、不審な言動を見せる青年エディー、メアリーの友達と名乗る少女ローラ、そしてメアリーと瓜二つな女性マリアとの出会いを経て、かつて宿泊したレイクサイドホテルへと辿り着いたジェイムズは、そこで自らが記憶の底の封じ込めていた「真実」に辿り着く。
サイレントヒルの敵でその名を知られてるであろうバブルヘッドナース、三角頭が出てくるサイレントヒル2。
前作同様に霧や闇で視界が限られる、暗闇の中でのライト広いマップの探索など雰囲気を踏襲しています。
グラフィックに関しては格段に良くなりました。
人気だった前作と世界観や、舞台、ゲーム性はほとんど踏襲してますがストーリーはまったく別。
1との大きな違いは
- 1の裏世界は主人公ではない人物が作り出した世界。
- 2の裏世界は主人公が作り出した世界であるということ。
もう一つ
- 1の主人公はサイレントヒルの世界に巻き込まれた存在に対して
- 2の主人公は自分の罪に向き合うという点。
ストーリーとしてみると一番2が好きです。
サイレントヒル3
ショッピングモールに買い物に訪れていた少女ヘザーは、休日のざわめきの中ハンバーガーショップでうたた寝をする。
奇妙な悪夢から目を覚ました彼女は父への電話中、見知らぬ中年の探偵ダグラスに声をかけられる。
相手にせずその場を立ち去るが、一人になったヘザーが元の場所に戻るとそこに人気はなく異様な雰囲気に包まれていた。
探偵から逃れるうちにヘザーはとあるブティックへと入り込み、そこで恐ろしい怪物と遭遇する。
必死で落ちていた銃の引き金を引き撃退するが、変貌した世界でヘザーはつぶやく。
「私に何を思い出せというの?」何が起こっているのか想像もし得ないヘザーに、クローディアと名乗る謎の女の陰謀に巻き込まれていく。
サイレントヒル1から17年後のサイレントヒルが舞台のこの作品。
ストーリーが繋がっているだけじゃなく雰囲気や謎解きの難しさもそのまま受け継いでおり攻略サイトなしではなかなかクリアできません。
サイレントヒルシリーズでは珍しい女の子のヘザーが主人公になってます。
グラフィックに関しては1から2、2から3と格段に良くなっているので特に言う事がないです。
個人的には1をプレイしてから3をプレイすることをおすすめします。
サイレントヒル4 ザ・ルーム
サウスアッシュフィールドハイツ302号室の住人、ヘンリー・タウンゼントに異変が起きる。
毎晩悪夢を見るようになり、そして部屋から出られなくなってしまった。ドアが開かないのはもちろん、窓や壁さえも壊すことができず、電話も通じない。部屋から出られなくなって5日目、浴室の壁に巨大な穴が開いた。
ヘンリーは、この穴を通じて部屋からの脱出を試みるが、穴を抜けた先には見慣れた地下鉄の駅や、見知らぬ湖など、異様な世界が待ち受けていた。
個人的にPS3じゃなかったっけと思わせるほどグラフィックが綺麗だった印象があります。最初プレイした時は鳥肌が立ちました。(今となってはそこまでじゃないですが)
作品の雰囲気は怖いというより気持ち悪い印象が強いです。
シリーズおなじみの裏世界の血と錆の壁は4が一番いい味を出してると思います。
演出などに関しては部屋と別世界を行き来するなど以前のサイレントヒルシリーズとは少し違う世界観になっているのが人によってはマイナスポイントになるんじゃないかなと思います。(以前までのサイレントヒルシリーズとあまり関わりがないため)
個人的には新しい試みだったと考えればそこまで悪くはなかったと思います。
ただ今作は部屋と建物内の往復と探索がほとんどを閉めてるのでどうしても「狭い世界観」という印象がどうしても強くなっちゃいます。
サイレントヒル ZERO
サイレントヒルへ配送に向かっていたトラック運転手のトラヴィス・グレイディは、突然トラックの前に現れた少女を避けるべく急停車した。
逃げるように立ち去った少女を追って町はずれに辿り着いたトラヴィスは、燃えさかる一軒家と辺りを窺う不審な女性に気づく。
直後、家の中から少女の叫び声が響いた。意を決したトラヴィスは火災の中に飛び込み、全身に火傷を負った少女を助けるが、そこで意識を失った。
トラヴィスが意識を取り戻したとき、彼はサイレントヒルの市街地にいた。
少女の安否を知るべく、彼女が搬送されたであろうアルケミラ病院へ向かうが、院長からは「そんな患者は入院していない」と言われてしまう。
更に病院の奥へ侵入した彼は看護婦のような怪物に襲われ、謎の少女に誘われるかの如く「鏡の中の世界」に入り込む能力を得る。
事件の真相を追ってトラヴィスは町の深部へと踏み込んでいくが、同時に自らの哀しい過去が明らかになっていく。
サイレントヒル シャッタードメモリーズ
休暇地として有名な町「サイレントヒル」。そこに住むハリー・メイソンは、一人娘のシェリルを連れての遊園地からの帰り道、凍りついた路面と吹雪による視界の悪さから自動車事故を起こし、意識を失ってしまう。
目覚めたとき車内に娘の姿はなく、目の前には不気味に静まり返った町があった。
グラフィックや雰囲気に関しては良い意味で1とほとんど同じになっていて、何が出てくるかわからない怖さは健在で個人的にはかなり好きです。
サイレントヒルDOWNPOUR
作品の雰囲気としては1を踏襲してるといってもいいと思います。
アクションに関しては敵が強く、頭もいいためアクションとしての緊張感はグッと上がってます。また初見殺しの部分が多いのでゲームオーバーになりやすいかも。
グラフィック、演出はやはりPS3なのでサイレントヒルシリーズでは一番。
今までサイレントヒルの街を探索する理由はアイテムを探すという理由などの必然性が多かったですが今作はサイレントヒルの街を探索してみたいと思わせるような作りや雰囲気になってます。
実際にはサイドクエストとして街の中を探索する機会があるんですが、これは別にやらなくても良いのでしっかりとストーリーに集中したい人は無視もできます。
個人的にストーリーが悪かったとしてもそれは単に自分に合わなかったという可能性もあるんで仕方ない部分があると思います。
しかしこの作品の残念なところはプレイ環境のほうにあります。
処理落ちがひどいくカクカクする、ロードが長い、ところどころにバグがある等、amazonの評価でもプレイ環境の点での評価は散々です。
でもストーリーや雰囲気だけを見たら普通に面白いのでおすすめです。
サイレントヒルBookOfMemories
主人公の誕生日にどこか奇妙な装飾が施された本が送られてくる。
送り主の住所はサイレントヒル。本の中には自分の過去の出来事が詳細に記されていた。
その夜、主人公は悪夢をみる。
個人的にサイレントヒルはクリーチャーを倒すのを楽しむゲームじゃなくて、あの不気味で何が起きるかわからない怖さ、最初は理解できない部分が多いけどプレイしていくうちにわかっていく登場人物たちの悲しいストーリー。
その部分がファンを引き付けていたはずなのにそれをあろうことかクリーチャーを倒す事をメインにしているゲーム性。
あれ、これってサイレントヒルですかと疑いたくなるような作品。
別にサイレントヒルじゃ無くてよくない?
と思わせる程のまったく別のゲームになっています。
ゲーム自体がつまらない訳じゃないですが「サイレントヒル」という世界観のゲームをプレイしたい人にはおすすめできません。
サイレントヒル ホームカミング
雰囲気、ストーリーともにサイレントヒルらしさを受け継いでる作品です。
この作品には年齢制限が付いており映像が綺麗なことに加えて一部にグロテスクな表現があるので購入する際には気をつけてください。
個人的にはそこまで気になりませんでした。
クリーチャーに関してはとにかくデザインがいいです。
雑魚敵もボスも人型に近いのが多いですが不気味な雰囲気が出ていてとにかくいいんです。
その他にもバブルヘッドナースや三角頭などの有名な敵キャラも登場します。
クリーチャーのデザインに関してはホームカミングが一番好きです。
アクションに関しては主人公の行動に避けるというコマンドが加わりましたが一部のクリーチャー、ボスは攻撃が早いので避けるのが難しいです。
また攻撃も構えてからでしか相手に攻撃ができないのでこれも相手の攻撃をくらいやすい要因になります。
マイナスポイントはこの作品もダウンプアと同じくバグがひどい、フリーズで画面が止まる、ロードが長い等のシステム面でイライラさせられます。
かなりひどいと思ったのはボスとの戦闘でいくら攻撃してもボスが死なない無敵バグですね。
こうなるとセーブポイントからやり直さないといけないので
サイレントヒルを時系列で順番にプレイしたいなら
サイレントヒルシリーズはストーリーとしてつながりがある作品とない作品があります。
プレイする人の中には時系列順でやりたいという人もいるんじゃないでしょうか。
そんな人には
- ゼロ→1→3
- 2→4
を順番にプレイすればOKだと思います。
これ以外はそこまでストーリーとして大きく関わっているわけではないんで好きにプレイしてもいいと思います。
最後に
個人的にサイレントヒルシリーズでおすすめする順番は