同人誌を販売したい人向けの販売方法一覧

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これから同人誌の製作を考えている人。

同人誌を作ったはいいけど、どこにどうやって売ったらいいのかわからない。

と悩んでいる人へ

この記事では同人誌の販売方法についての紹介とそれぞれのメリットとデメリットについて解説しています。

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1.コミケや即売会

同人誌を販売する方法で一番最初に思いつくのはこの方法じゃないでしょうか。
いわゆるイベントに自分が参加して手売りする方法です。

コミケは年に2回の大イベントで即売会はかなりの頻度で行われる小~中規模のイベントと思ってもらえばいいかもしれません。

即売会での基本的な販売方法としては

  • 自分で直接会場に行って販売する直接参加
  • 同人誌を送って会場のスタッフ販売を任せる委託参加

の2つの方法があります。

即売会やコミケ(特にコミケ)に関していうと黒字になるのは企業やプロ、人気サークル位なのであくまで趣味の延長として参加する事をおすすめします。

メリット

・同じ趣味の人と交流できる

直接自分の本を手にとってもらって感想が聞ける事や、自分の目の前で自分の書いた本が売れた喜びというのは他の販売方法では味わうことができません。

さらに同じ趣味同士の人が集まるんでそこで交流が生まれるのもメリットの一つだと思います。

・自分の本を知ってもらえる可能性がアップする

同人誌の即売会はコミケに比べて規模が小さくジャンルもコミケに比べると狭いことが多いです。

ただお客としてくる人はそのジャンルの同人誌が欲しい人なので、そういう人の目に留まってファンになってくれる可能性があります。

デメリット

・お金がとにかくかかる

本が売れなければ赤字というのはどの販売方法でも同じですが、コミケだと会場が東京のみなので、地方の人だと交通費と宿泊代で数万はかかり黒字になるまでが大変です。

即売会なら自分が住んでいる近くの会場に行けばもう少し費用を抑えられると思います。

・必ず参加できるとは限らない

コミケは参加する人が多いので抽選に参加できない可能性があります。

即売会は会場によって販売する同人のジャンルが変わってきます。

  • オールジャンル
  • 男性向け
  • 女性向け
  • 作品別(オンリー)

など自分の書いた同人誌のジャンルが即売会で発売される本のジャンルに合っていないと参加できないので注意してください。

・会場ごとに登録するのが面倒

即売会は色々な場所で行われていますが複数回参加しようその都度申し込みをしないといけないのが非常に面倒です。

2.ネットでの委託販売

委託販売はとらのあなやまんだらけなど有名な通販サイトにサークルの登録をして通販サイト経由で同人誌を販売する方法です。

最初の契約や登録作業が若干めんどくさいですがあとは全部通販サイトが業務を行ってくれます。

委託販売では

  • 一般的な預かって売れた本数だけお金が貰える預かり型
  • 通販サイト側があなたの本を全て買いきる買い切り型

の二つがあります。

当然買い切り型の方が在庫の心配をしなくていいのでおすすめですが、販売サイト側が「この作品なら売れる!!」と思った作品のみが対象なので多くの人は預かり型になります。

100部以上の大量の部数を販売したいなら委託販売がおすすめです。

メリット

・通販サイトの知名度を借りることができる

ネットで同人誌を買いたい人は通販サイト(まんだらけなど)を利用します。

そんな多くの人が利用しているサイトに自分の本を出すことができるメリットは大きいです。

通販サイトによっては店舗の店頭に直接並ぶ場合もあるので通販サイトの販売網をフルに利用できるという点では自分の作品を世の中に広めやすいというメリットがあります。

・発送などに関する面倒な作業が無い

  • メールでのやり取り
  • 決済管理
  • 発送業務
  • 在庫や売上の管理

など個人で販売する場合は色々やる事が多くて面倒なんです。

ただ委託販売の場合は商品を送ってしまえば後は販売に関する事は全部通販サイト側がやってくれるので非常に楽です。

デメリット

・預かり期間がある

審査をクリアして委託販売が始まっても預かってもらえる期間を過ぎると

  • 返品
  • 買取
  • 廃棄

のどれかの対応を迫られます。

返品の場合は送料を取られるので複数のサイトで販売する併売の場合預かり期間が3ヶ月というのが多く結構短いので、れないと発送と返品の送料が結構負担になります。

・審査をクリアする必要がある

委託販売では審査があり落ちた場合、自分の作品を販売してもらえません。

とはいえ業界NO1のとらのあなでも99.99%は登録されています。

逆に落ちてしまったら「売れる見込みが無い」と判断されたという事なので相当ショックを受けるかもしれません。

3.自家通販

自家販売は自分のショップを持ちそこから自宅や倉庫から同人誌を発送する販売方法です。

「自分のショップを持つ」というと難しいことのように思われるかもしれませんが、今は自家販売を手伝ってくれるサイトが数多くあり利用方法もそれほど難しくないのでおすすめの販売方法といえます。

また倉庫サービスを利用する事で委託販売の様な利用方法もあります。

50部以下の少数の発送を考えている人やできるだけ販売にかかる費用を抑えたいという人におすすめの発送方法です。

自家販売で結構売れるようなら委託販売に切り替えるというのもありだと思います。

メリット

・手数料をほとんど取られない

  • 即売会なら参加費や交通費など
  • 委託販売だと送料や販売手数料など

がかかりますが自家販売のサイトを利用する場合は基本的には売れたときに発生する決済手数料のみ(数%)なので手元にお金が残りやすいです。

倉庫や発送代行のオプションを使うと別料金がかかりますが全部自分で作業する場合は余計なお金が極力かかりません。

・販売するまでのハードルが低い

委託販売の場合、契約書や審査、商品の発送で実際に販売できるまで数日はかかりますが

自家販売の場合は

  • ユーザー登録
  • 項目の記入
  • 商品情報の登録

の記入をすれば約数十分で販売を始められるので他の販売方法に比べて始めやすいです。

デメリット

・知名度が無いと売れない

委託販売しているサイトより自家販売のサイトの方が知名度が低いので委託販売よりかは自分の作品を知ってもらう可能性が減ります。

ただ近年はSNS等で自分の作品を知ってもらう機会が増えているので固定ファン等がいるなら自分のショップを作ってそこで買ってもらうという方法もできると思います。

・自分の住所がバレる

自家販売で全て自分でやる場合、本の発送元が自宅の住所になってしまいます。

相手に自分の住所を知られるってなんか嫌ですよね。

ただサービスとして匿名配送や倉庫からの発送によって自分の住所を知られなくする方法もあるので気になる人は自家販売サイトで匿名配送をしているかチェックしてみてください。

BOOTHだと匿名配送に対応しているので自分の住所を知られたくないという人にはおすすめできるかもしれません。

BOOTHはこちら

最後に

あなたが同人誌を販売して少しでも利益が欲しいなら

自家販売>委託販売>即売会

趣味として利益度返しなら

即売会>委託販売>自家販売

の順になると思います。



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