一見さんお断りの意味とは?それはお客様を大事にする心だった。

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よく京都では「一見さんお断り」っていう料亭がありますよね。

言葉では知っていても具体的にどういうシステムなのかって聞かれると?って

初めていく所が「一見さんはお断りなんです」って言われたらあまり良い印象を持たない人も多いんじゃないでしょうか。

でも何でそんなシステムがあるんだろう自分には縁がないんですが、気になったので「一見さんお断り」とは何か?またその理由を調べてみました。

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一見さんお断りってどういう意味?

著書「東京六花街 芸者さんから教わる和のこころ (地球の歩き方GEM STONE)」では一見さんお断りとは何かをこう記しています。

かつては多くの料亭が、初めての客は常連の紹介がないとは入れない「要紹介」のシステムを固持していた。いわゆる「一見さんお断り」である。料亭の魅力は”秘すれば花”であること、料亭の使命は敷居を高くして常連客を大事にすること、と考えられた時代が長く続いていたのである。

参考:東京六花町 芸者さんから教わる和のこころ

つまりお客は料亭が選ぶけどその分その人達を信頼して大事にし、また信頼した人の紹介だったらその人もOKですよということです。

何かツンデレみたいな感じがしますね。

今は昔に比べると一見さんでもきちんと予約などをすれば利用できるところも増えています。

それでも今でも昔ながらのしきたりが残っている料亭も少なくなりましたがあるそうです。

料亭の女将はお客の名前を呼ぶときも苗字の頭文字で呼ぶ(鈴木さんだったらすーさん)。

常連客をとにかく大事にする

例えば良くある吉野家などのチェーン店では店員から名前を呼ばれたり会話をすることもほとんどないですよね。(さっと食べてさっと出れるというのが魅力ですが。)

それに比べて料亭はとにかく常連客を大事にします。

ここではどのようにして大事にしているかをいくつか紹介します。

支払いに関して

一見さんをお断りするだけでも珍しいルールですが実はそういう料亭では独自のルールがあります。

料亭の料金の内訳は

  • 料理代
  • 飲み物代
  • サービス料
  • 芸者への玉代・祝儀
  • 移動費(ハイヤーなど)

などがあり、一見さんお断りを貫いている料亭ではこれらの料金を料亭が立て替えておくというシステムがあります。

支払いは食べたその日にお金を払うわけではなく請求書で後日に払うという決まりがありました。

節季払い(盆と暮れの2回)、年に1回、出世払いなど払い方も色々ですが、特徴としては一度にまとめて払うというのが共通のルールみたいです。(今現在では月払いもあるらしい。)

昔の料亭では決まったお客さんが通っていたので信頼関係があるからこその支払い方ってことですね。

お客に対してだけルールを強いるだけじゃなく料亭自体もルールを守るということもあります。

例えば料亭でも出世払いという払い方があるそうです。

これは料亭側がお客さんに対して御代の支払期限を決めないで、いつか払ってくださいねというような支払い方です。

実際に出世払いでお金を払わなかった人が10数年後に払いに来たという例もあったそうです。

これも相手の素性がわかっていて信頼しているからできることなんでしょうね。

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